『持ち家か賃貸か』は永遠のテーマ。
ちなみに私は、子育て期間中は賃貸で、子供が独立してからゆっくり住宅購入を検討することをお勧めしている。
もちろん人それぞれ考え方は違うので、ご自身の優先順位に照らし合わせて参考にしてほしい。
まず、長年賃貸マンションに住んだ、私の経験談から。
賃貸オーナーからの詐欺事件!
結婚したら家を買うものと思っていた私を待っていたのは、バブル崩壊による借金生活だった。
家を買うことは叶わず、20年以上賃貸生活をした。
引っ越しは1回。
2軒目のマンションではかなり長く(17年間)住むことになったのだが、そこで一生忘れられない事件があった。
全8戸の低層マンションで、オーナーの広大な自宅も同じ建物内にあった。
夫が外資に転職することになった時、それまではオーナーと個人間で契約していたのを、会社の借り上げ社宅という形に変更することになった。
その時オーナーから、「契約形態が変わるから、敷金を新たに入れてほしい。入金が確認できたら、以前の敷金を返金する。」と言われた。
この新たに入金する金額と、返金する金額は、同額。
銀行の回し者でもない限り、「意味ないじゃん」ってみんな思うだろう。
でも、オーナーは「絶対に必要なことだ!」と言い張った。
管理会社である不動産屋は、全てにおいてオーナーの言いなりで、それまで一度も仕事をしたことがなく、相談したが今回もダンマリを決め込んだ。
仕方がないので、夫は高額の敷金を振り込んだ。
ところが、、、おかしい。
何の連絡もなく、返金もされない。
そこでオーナーに問い合わせると、驚愕の答えが返ってきた。
「返金するなんて話はしていない」
何だって???
まさかの物件オーナーからの振り込め詐欺に、まんまと引っかかってしまった。
こんなことがあるなんて。。。
確かに口頭での要請だったし、15年以上前でiPhoneも存在しないし、録音なんてしていない。
「言っていない」と言われてしまったら、こっちは証明できない。
同じ建物に住んでいるし、つい信用してしまった。
ちなみにオーナーは地主で大金持ち、60代くらいの頑固ジジイ。
お金があってもこんなことするんだ、、、と、とにかくびっくりした。
夫は怒り狂って、不動産屋に「裁判をする」と伝えた。
すると、不動産屋が初めて仕事をした。
夫に謝罪し、敷金分の金額を立て替えて振り込んできたのだ。
管理会社は、オーナーを守るのが仕事なのだと痛感した。
人から借りていると、こんな感じで嫌な思いをすることがある。
我々に非はないし、その後もそこに住み続けたが、頑固ジジイは謝るどころか、偉そうな態度を取り続けた。
私的に賃貸の最大のデメリットは、この『嫌な思いをすること』だ。
だからもし、人の良いオーナーと、誠実で働き者の管理会社の物件に出会えたら、ものすごくラッキーなことだと思う!
釘が打てないとかリフォーム出来ないとかは、最近は賃貸用にお悩み解消グッズが沢山売っていて、かなり解消されている。
私の思う賃貸のメリット
①リスクフリー
自分の持ち物では無いので、リスクがゼロであると言うこと。
持ち家は資産になるから良いと言うが、全てのリスクを自分で持たなければならないというデメリットがある。
住宅ローンの大きな負担、税金や修繕費用から、高額な保険料の支払い、不測の事態による損失や他者への補償、不動産価値の下落のリスク、近隣とのトラブルやらなんやら、、、。
つまりその建物に係る全ての責任を、一身に負わなければならない。
それに持ち家が資産になるか負債になるかは、将来の日本経済によるので、本当は誰にも分からない。
変動金利で借りていれば、金利が急上昇したら、返済不能になる可能性だってある。
フルローンで買って大不況が訪れ、地価が大幅に下落したら、自宅を売却してもローンの支払いだけが残る。
これら全ての「リスクから解放される」のが賃貸のメリットだ。
子供が小さいときは、親の責任は重い。
当然仕事の責任も重くのしかかっているはずだ。
その上、持ち家のリスクまで背負い込んだら、自分の人生が不安定になる。
安定した人生設計のために、賃貸のメリットを使うべきだ。
②小学校を選べる
次に賃貸のいいところは、地価が高くて購入するのはとても無理な地域でも住めるということ。
これは小さいお子さんがいらっしゃる方にぜひ聞いてほしい話だ。
公立小学校は、学区内に住んでいれば、誰でも入学できる。
そして学校ごとにカラーが全然違う。
人気の公立小学校はネットで調べればすぐわかる。(良い時代^_^)
人気があるのには理由がある。
治安が良かったり、教育熱心な人が多かったり、同級生となる子供たちが比較的穏やかで安定している子が多かったりする。
まぁ人間関係はクラス分けの運などもあるし、相性もあるから、子供によるが。
子供にとって小学校の6年間はとても大切な期間だ。
この年頃の子供は、周りの影響を受けやすい。
同級生がメンタルが落ち着いて、まじめに勉強をする子が多ければ、良い影響を受けるかもしれない。
面倒なママ友やパパ友が少なそうな場所(?)を選んだら、親の精神衛生にも良い。
小学校選びは子供の人生にも、親の生活にも密接に結びついている。
人間関係のゴタゴタほど、人を疲弊させ、時間を無駄に浪費させるものはない。
くれぐれも、小学校選びは子供の気持ちを第一に考えて欲しい。
本人が嫌なら、違う学区に引っ越しして転校させよう。
身軽さは賃貸のメリットだ。
素敵な建売り住宅で、ローンも組めるとなれば、心が動くのはよくわかる。
でも買ってしまったら、子供が学区内の学校に合わなくても、転校させる事もできない。
その土地に縛られてしまう。
子供同士は、持ち家か賃貸かなんて関係なく、仲良くなる。
そして小学校の同級生は関係性が密接で、影響を与え合う存在だ。
子供の人格形成において、とても大切な時期である小学校選びは慎重にしたい。
子供がこの先どうなるかなんて、親には分からない。
プランBを持った状態で、「身軽でいられる」これが第二のメリットだ。
そして子供が成人するまでの長い時間を使って、『長期・分散・積立』でご自身の資産を形成しよう。
20年あれば、ほぼ負けなしで資産形成できる。
資産があれば、家を購入することも、別の土地に移住することも、何でも自由だ。
子育てが終わってからご夫婦でゆっくりマイホームの夢を実現するという選択肢もある、ということを考えてみてほしい。

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